純文学

今日の一皿

受け取ってもらえなかった手作りクッキー — 今村夏子「木になった亜沙」より

手作りのクッキーにまつわる思い出、ありますか?今村夏子の短篇「木になった亜沙」より、せっかく作ったのに受け取ってもらえなかったクッキーをご紹介します。​クッキーは上手に焼けた。亜沙のアイデアで生地にレーズンとピーナッツを混ぜこんだのが正解だ...
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五位の芋粥 — 芥川龍之介「芋粥」より

現実の味は、しばしば空想や思い出のなかのそれを超えることができないもの。 大切に抱えつづけていた夢の味ならなおのことでしょう。 古典を翻案したといわれる芥川龍之介の短篇「芋粥」より、憧れと幻滅の逸品をご紹介します。最後に、その山の芋が、一つ...
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私の【★5】本 | 人生の意味とは? サマセット・モーム「人間の絆」中野好夫訳

作者による自伝的長編 本書「人間の絆」、原題"Of Human Bondageは、「月と六ペンス」でよく知られるイギリスの作家サマセット・モームによって1915年に発表された。 日本語訳の文庫版にして上下巻、1,300ページ超の長編であり、...
今日の一皿

芝山さんの大根の煮物 ― 今村夏子「冷たい大根の煮物」(『とんこつQ&A』)より

人との出会いはときとして素晴らしいものですが、ほろ苦い教訓を残していくことも多いもの。 今村夏子の短篇「冷たい大根の煮物」より、そんな人生の滋味を感じる煮物をご紹介します。コンロの上の片手鍋に手を伸ばし、アルミホイルのふたを外すとしょうゆの...
今日の一皿

小留知先生のイラクサのスープ―堀江敏幸「イラクサの庭」(『雪沼とその周辺』)より

誰かの抱えた痛みの気配にふれるのは、このスープを味わうようなものなのかもしれません。 堀江敏幸の短篇小説「イラクサの庭」より、複雑な味のするイラクサのスープをご紹介します。つくり方はじつに簡単だった。若いイラクサを摘んで葉をむしり、賽の目に...