今日の一皿

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ねずみたちが織りなす四季折々の食卓 — ジル・バークレム「野ばらの村の物語」より

絵本の扉の向こうに、何度でも心が帰ってゆける場所があるというのは、なんと幸福なことでしょうか。本日は、イギリスの絵本作家ジル・バークレムが描き出した小さなユートピア「野ばらの村」シリーズをご紹介します。春夏秋冬、働き者のねずみたちが作るさま...
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おじいさんが猫のために作るポテト・スープ — テリー・ファリッシュ『ポテト・スープが大好きな猫』より

猫舌のはずの猫でも、こんな優しいスープなら食べられるのでしょうか。​テリー・ファリッシュの絵本「ポテト・スープが大好きな猫」より、猫の大好物だという素朴で温かいスープをご紹介します。この猫の好物は、おじいさんの作ってくれるポテト・スープでし...
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傲慢な紳士のバターミルクフライ — 宮沢賢治「注文の多い料理店」より

「食べられちゃえばよかったのに」と、少しだけ残念に思った全ての方へ。本日は、宮沢賢治の不朽の名作「注文の多い料理店」より、「もし山猫軒のオーナーがクッキングに成功していたら」について考えてみたいと思います。倒れた猟犬たちが助けに来てくれたこ...
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受け取ってもらえなかった手作りクッキー — 今村夏子「木になった亜沙」より

手作りのクッキーにまつわる思い出、ありますか?今村夏子の短篇「木になった亜沙」より、せっかく作ったのに受け取ってもらえなかったクッキーをご紹介します。​クッキーは上手に焼けた。亜沙のアイデアで生地にレーズンとピーナッツを混ぜこんだのが正解だ...
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空飛ぶアップル・パイ — ジョーン・エイキン「空のかけらをいれてやいたパイ」(『しずくの首飾り』)より

アップル・パイが空を飛ぶ? そんなまさか、と思ったあなたに。「上にとびのるんだ!」おじいさんはさけびました。おじいさんはパイにとびのりました。おばあさんもとびのりました。 それでもパイはとてもかるいので、ふたりをのせたまま、白い雪のふりしき...
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五位の芋粥 — 芥川龍之介「芋粥」より

現実の味は、しばしば空想や思い出のなかのそれを超えることができないもの。 大切に抱えつづけていた夢の味ならなおのことでしょう。 古典を翻案したといわれる芥川龍之介の短篇「芋粥」より、憧れと幻滅の逸品をご紹介します。最後に、その山の芋が、一つ...
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音までおいしいホットケーキ — わかやまけん『しろくまちゃんのほっとけーき』より

ホットケーキが焼ける場面に、子供のころ夢中になったという人も多いはず。 わかやまけんの絵本「こぐまちゃんシリーズ」の傑作『しろくまちゃんのほっとけーき』より、あの名場面を振り返ります。​ぽたあん どろどろ ぴちぴちぴちぷつぷつ やけたかな ...
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芝山さんの大根の煮物 ― 今村夏子「冷たい大根の煮物」(『とんこつQ&A』)より

人との出会いはときとして素晴らしいものですが、ほろ苦い教訓を残していくことも多いもの。 今村夏子の短篇「冷たい大根の煮物」より、そんな人生の滋味を感じる煮物をご紹介します。コンロの上の片手鍋に手を伸ばし、アルミホイルのふたを外すとしょうゆの...
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霊長類学者がアフリカのジャングルで食べた昆虫料理 ― 山極寿一『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』より

虫の苦手な方はご注意ください! ゴリラ研究の第一人者である山極寿一(やまぎわ・じゅいち)先生。 京都大学の第26代総長をはじめ、数々の重要なポストを歴任してきた山極先生が、ゴリラを追い続けた半生を振り返るエッセイ集『人生で大事なことはみんな...
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小留知先生のイラクサのスープ―堀江敏幸「イラクサの庭」(『雪沼とその周辺』)より

誰かの抱えた痛みの気配にふれるのは、このスープを味わうようなものなのかもしれません。 堀江敏幸の短篇小説「イラクサの庭」より、複雑な味のするイラクサのスープをご紹介します。つくり方はじつに簡単だった。若いイラクサを摘んで葉をむしり、賽の目に...